ILCグローバル・アライアンス:Mission

2008年度ILC年次総会と関連行事報告
(2008.10.15~16)

平成20年度ILC年次総会と関連行事報告2008年10月15日、ILCグローバル・アライアンスのメンバーが一堂に会しての年次理事会がドミニカ共和国のサント・ドミンゴにて開催された。以下にその内容を紹介する。

今回の理事会においてはまず、新たにシンガポールの加盟が承認され、グローバル・アライアンスは総勢11カ国となった。(米国、日本、フランス、英国、ドミニカ共和国、インド、南アフリカ、アルゼンチン、オランダ、イスラエル、シンガポール・・・加盟順)

また、昨年アライアンス事務局が設立されたことを機に、国連NGO登録の申請を行うなど、国際的NGOとして活動を展開していくための組織強化が図られた。

グローバル・アライアンス定款への署名、ウェブサイト開設の報告がなされるとともに、活動の発展をめざして常任委員会の設置が決定された。
常任委員会は、

  1. 財源検討委員会
  2. プログラム委員会
  3. ウェブサイト委員会
  4. 国際渉外委員会
  5. テクノロジー委員会

の5つの分野に分かれており、日本は、プログラム委員会、ウェブサイト委員会、テクノロジー委員会の3つを担当することとなった。

平成20年度ILC年次総会と関連行事報告理事会の翌日には、ドミニカ共和国老年学・老年医学協会 国際会議においてグローバル・アライアンス主催のシンポジウムが開催された。第1テーマ:「長寿時代の社会参加」(日本、フランス、英国、オランダ、アルゼンチン)、第2テーマ:「老年学に基づくケアの推進」(米国、ドミニカ共和国、インド、イスラエル、)について各国が発表した。

ILC日本の森岡センター長は、「元来、日本人は勤労意欲が強く、60歳から64歳の男性では67%の人が働いており、健康寿命は男性72歳、女性78歳でいずれも世界トップレベルである。」と述べるとともに、「健康と就労・社会参加は密接な関係がある。高齢者自身の意識、意欲が鍵であり、自分自身のためにも社会のためにも高齢者が社会の一員として生涯現役であり続けることが最も重要。」と強調した。

2009年はフランスが担当国となり、第19回国際老年学会(IAGG)の開催時期(7月5~9日)に合わせ年次理事会を開催する予定である。IAGGでは、グローバル・アライアンスとして「人口高齢化:人類のための偉大な業績-ILCの展望」をテーマに、シンポジウムを開催することが決定している。

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