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平成18年度ILC年次合同委員会と関連事業報告
ILC事務局長 志藤洋子

世界各国の国際長寿センター(ILC)は、2006(平成18)年度のILCアライアンス年次合同委員会を8月28日、29日にインドで開催しました。

ILCアライアンスでは、加盟各国の理事長と担当者が参加する合同委員会が、毎年1回開催されています。委員会では各国の活動が報告され国際共同事業の企画・検討、新規加盟申請団体の審査などが行われています。また、合同委員会終了後にはその時々のタイムリーなテーマでのシンポジウムを開催し、各国理事長が同じテーマによる発表を行います。

今年度はILCインドが当番国としてその所在地であるインド西部の学園都市Puneでの開催となりました。ILCアライアンス加盟国は現在8カ国(アメリカ・日本・フランス・イギリス・ドミニカ共和国・インド・南アフリカ・アルゼンチン−加盟順)ですが、フランスとアルゼンチンは欠席で6カ国による開催となりました。各国ともに厳しい財政状況下にもかかわらず様々な活動を行なっており、相互の協力もますます密接になっています。

欧米(アメリカ・フランス・イギリス)の各センターの間では「健康長寿」をテーマに、調査・研究プロジェクトを組織し既に活動を開始しています。ゆくゆくはアジアも含めることが検討されました。 共通検討課題は、加盟国の増加に伴うアライアンス事務局設立の必要性と新規加盟申請問題で、ILCインド理事長であるDr.Gokhaleを議長として、建設的で活発な意見交換が行なわれました。

合同委員会後に開催されたシンポジウムのテーマは「高齢社会における女性の地位と役割」で、日本からは森岡理事長が日本の状況の分析と提言を行いました。聴衆は一般市民を含めて専門家、研究者など多岐にわたるもので、6カ国の状況と意識の違いはたいへんに興味深く受け止められました。

また合同委員会に先だって西部地方の中心都市Mumbaiで、MBA取得中の大学院生や高齢問題関連のNGO、行政担当者や研究者などを対象に、「日本の高齢者を支える社会保障システム」と題した講演を森岡理事長が行い、多くの関心を集めました。

日本の状況を制度や風土・文化の違う他国に正確に理解してもらうためには、その配慮に基づいた不断の努力が必要であることを痛感し、ILCアライアンスを中心に国際的ネットワークを有効に活用した地道な広報活動が重要であることを再認識いたしました。
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